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クローズドループはsensor-augmented pump therapy (640G)に比べ平均血糖値、血糖変動が少ない。

クローズドループと640Gの比較、12週後クローズドループでA1Cが0.36%低く、ターゲットレンジに入る時間が長い。

まとめ
1型糖尿病86人、MiniMed 640Gを使用し、hybrid closed-loop insulin pomp (クローズドループ) とsensor-augmented pump therapy (コントロール)を12週間で比較した。
ターゲットレンジ(70–180 mg/dL)に入る時間が10.8%クローズドループで長く(クローズドループ65%、コントロール54%)、A1Cが0.36%低い (secondary endpoint)。
クローズドループで、平均血糖値、血糖変動 (glucose variability) が低い。特に夜間に有用である。

総インスリン量、体重変化は有意差なし。
クローズドループでは基礎インスリンが多くボーラスインスリンが少ない。クローズドループで血糖値が良いので補正インスリンが少ないため。
両グループとも重症低血糖は認めない。
クローズドループで、Infusion set failure による糖尿病性ケトアシドーシスを発症した。
640Gには低血糖時注入停止機能 (threshold suspend)があるが、アルゴリズムの有無で比較するため今回はこの機能を使用しなかった。
Free-living settings であり、remote monitoring は行われなかった。

Tauschmann M eat al. Closed-loop insulin delivery in suboptimally controlled type 1 diabetes: a multicentre, 12-week randomised trial Lancet. 2018 Oct 13;392(10155):1321-1329.

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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