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DECLARE-TIMI 58

DECLARE-TIMI 58 で、Dapagliflozin は心不全による入院を低下させた。心血管死単独では有意差なし。

まとめ
心血管イベントリスクのある2型糖尿病で、Dapagliflozin とプラセボの比較、フォローアップ4.2年、プライマリーアウトカムは、Major adverse cardiovascular events (MACE)、心血管死と心不全による入院

・MACEは有意差なし
・心血管死と心不全による入院を低下させた。(ハザード比0.83 p=0.05)
これは心不全による入院を低下させたためで、心血管死亡単独では両群で有意差なし

Renal composite (eGFR 69未満で40%以上減少、new end-stage renal disease、腎臓あるいは心血管疾患による死亡)のハザード比 0.76

糖尿病性ケトアシドーシスはDapagliflozin の方が多い。
膀胱がんはDapagliflozin の方が少ない。

EMPA-REGとの比較
・eGFR <60 を除外していない。
・このスタディのプラセボの死亡率が少なく、population の違いがある。
・confidence interval が広いので、心血管死亡のベネフィットが認められなかったのは偶然 by chance である可能性もある。

Dapagliflozin and Cardiovascular Outcomes in Type 2 Diabetes

プロフィール

N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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