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1型糖尿病では高強度トレーニングでコントロールに比べ血糖値が上昇する。

高強度トレーニング(High intensity training) では、血糖値が上昇、生理的な高インスリン血症が認められる。1型糖尿病では、生理的な高インスリン血症が生じないためコントロールに比べ血糖値上昇が大きいのかもしれない。

まとめ
4分ごとに30秒の高強度トレーニング4セットで、正常コントロールでは、血糖値が上昇、生理的な高インスリン血症が認められる。乳酸は上昇する。1型糖尿病では、コントロールに比べ血糖値が上昇する。血中インスリン値は、コントロールで上昇するのに対し、1型糖尿病でやや低下する。

1型糖尿病では、生理的な高インスリン血症が生じないことや、乳酸値上昇のためインスリン抵抗性が生じるため、コントロールに比べ高強度トレーニング中の血糖値上昇が大きくなるのかもしれない。

高強度トレーニングを週3回、7週間行った結果、正常コントロール、ともに運動中の血糖値は改善、乳酸は低下、酸塩基バランスが改善する。1型糖尿病でA1Cの有意差はつかなかった。

Harmer AR et al. High-intensity training improves plasma glucose and acid-base regulation during intermittent maximal exercise in type 1 diabetes. Diabetes Care. 2007 May;30(5):1269-71.
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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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