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チェックポイント阻害薬によるインスリン依存性糖尿病

チェックポイント阻害薬によるインスリン依存性糖尿病は、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体投与で生じ、患者の76%にHLA-DR4が認められた。

T細胞のPD-1は腫瘍細胞のPD-L1と結合し、T細胞のCTLA-4は dendritic cell のB7.1 (CD80)、B 7.2 (CD86) と結合する。

自己免疫性糖尿病を発症し始めたNODマウスのβ細胞で、PD-L1の発現増加が認められるが、CD80、CD86の発現は増加していない。CD80、CD86は、抗CTLA-4抗体のライガンドであるため、抗CTLA-4抗体ではインスリン依存性糖尿病発症が起こりにくいのかもしれない。

Stamatouli AM et al. Collateral Damage: Insulin-Dependent Diabetes Induced With Checkpoint Inhibitors. Diabetes. 2018 Aug;67(8):1471-1480

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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