UKPDS BP trial―血圧管理にはLegacy effect は認められず。

ACCORD BP study を読み、UKPDS BP trial を見直してみました。
血糖コントロールと異なり、血圧にはLegacy effect は認められず、血圧持続管理の重要性が示されていたと思う。

UKPDS BP trial

19871991年に登録、合計1148

Less-tight control (390) 血 圧目標180/105

Tight-control (758 )  血圧目標150/85 ACE阻害薬400人、βブロッ カー358

厳格な血圧管理によりrisk reduction

糖尿病性エンドポイント 24% 、糖尿病関連死 32%、脳卒中44%、微小血管病37%

1997年に終了。884人がpost-trialへ、20079/30 まで経過観察。

血圧の差はなくなり、血圧管理によるbeneficial effect も消失。

フォローアップ中の死亡率51%(心血管死51%、がん21%

Tight-control の方がベースラインのA1Cが高かった。(βブロッカー、利尿剤の使用が原因と考えられている。

尿アルブミンなどのデーターはない

感想

UKPDSの血圧設定は今から見ると、とても緩やか。

フォローアップ中の死亡率が高く、心血管死の多さも再認識しました。

 

Long-Term Follow-up after Tight Control of Blood Pressure in Type 2 Diabetes
R. R. Holman and Others N Engl J Med 2008;359:1565-76.

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N. Ishizuka

Author:N. Ishizuka
糖尿病専門医です。インスリン分泌の基礎研究を経て臨床に戻りました。これまで読んだ論文を臨床に生かしていこうと思い、ブログ形式でまとめています。

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